怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

デスノートと座頭市

  • 習い事に行く気力をなくし、何となく家にいる。
  • 人の意見はあまり聞かない方だが、あまりに面白そうなので、「デスノート」1-3巻をまとめ買い。噂通りに面白い。いやはや、新手のドラえもんですなぁ、これは。限定された状況下での思考対決という意味では、「ジョジョの奇妙な冒険」以来(福本伸行の著作を除く)、燃える漫画だ。
  • 夜、CSで北野武版「座頭市」を観る。もう三回目になるが、やっぱり良い映画。ラストのタップダンスや北野版「市」の秘密については、否定的。うまく説明はできないが、タップダンスの登場は感覚的すぎる。理解できない人間がいて当たり前だし、別になくてもいいだろう。「市」の秘密についてくどくど言うのは野暮なので、まぁ、黙認するしかないか。
  • その他については、言うことなし。こういう部分にこそお金をかけけなさい、という見本。観客が安心することを理由に時代劇の殺陣を排した点も評価。触れたものは、指だろうが腕だろうが灯籠だろうが、全部斬れる。飛び散る鮮血。その緊張感に、最後の方では思わず身を引いてしまう。勝新太郎監督の「座頭市」が100点だとしたら、北野武の「座頭市」もまた100点である。
  • 1点勝ってたのに、ノーゲーム。その後の展開を詮索しても仕方ないけど、監督、運がないね。