怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

新たなゴタゴタと新たな落語

Muho2005-06-07

  • 先日、巣から転がり落ちた「ヨン」「ゴ」。もうこんなに大きくなりました。とくに「ゴ」は、母親である「トリヨ」に似ているため、見分けがつかなくなってきました。
  • ゴタゴタは一つ解決。ホッとする間もなく、先日渡した短編が長いといわれる。ムカッとするが、ここは担当さんのためにこらえる。いつも長い原稿とか平気で載せてんじゃんかよぅ。ぶつぶつ、いじいじ。
  • 新聞にクドカンと鶴瓶の対談が載っていた。「T&D」は落語界にも大きく影響しているらしい。こうなってくると話題は「新しい落語」に向かう。だが「新しい落語」なんて、見い出す価値があるのだろうか。エンターテイメントは、それが生まれた時代に一番あった形をとる。落語が生まれたのは、映画もテレビもない、旅行すら簡単にはできなかった時代だ。だからこそ、一人の人間が高いところに上がり、いろいろな人物を演じ分け、日本のあちこち、さらには外国、地獄まで連れていってくれる芸に心酔できた。今の時代にどんな落語を作ろうと、それをなぜ映像にしないのか、漫才、コントにしないのか、そうした疑問が必ず出てくると思う。そこを無視して、ただブームだからと無理矢理、落語にしても価値はない。中にはピアノをひいたり、いろいろなものと組み合わせて落語をやっている芸人もいるが、そこまでして落語にこだわる必要はないでしょう。世の中、いろいろな娯楽が溢れているのだから。結局、何をしようと、落語はゆるやかに滅亡していってるものだと思う。私はそこが気に入っているのだ。
  • 本日の阪神、4対2で勝利。久保田、調子ええなぁ。見ごたえのある試合でした。でも、巨人以外、セ・リーグはみんな勝ったのね……。順位に変動なし。★☆☆