- ギターの雑誌「PLAYER」の表紙を何げなく見ていたところ、「特集 スティーブン・セガールの世界」という見出しが目に入った。「ほほう、ギターの世界にも、あの人と同姓同名の人がいるのか」、とページをめくってみたところ、何のことはない、あの人だった。ハリウッドにこの人あり、「沈黙の要塞」や「沈黙の陰謀」、「一撃」とか「撃鉄」とかのスティーブン・セガールである。「沈黙の断崖」などで自らギターを手に怪しい歌を歌っていたのは事実だが、どうやらけっこう有名なギターコレクターらしい。雑誌にはコレクションの紹介が載っていた。セガールみたいな人が家に来て、「オマエノコレクションヲ、オレニヨコセ」とか言われたら恐いだろうなぁ。
- 雑誌の記事にはさらに驚くべきことが。何と、セガール先生はCDデビューしていたのだ。ネットで検索したがヒットせずあきらめていたのだが、本日、某CDショップで発見。「Songs from the Crystal Cave」ジャケットには、まぎれもない、セガール先生の顔が。ギター持ってるよ。こんな威圧的なジャケットは見たことないっすよ。開くと、ラマ僧と撮った写真とかチベットの風景とかまったく意味不明。曲は、売ろうとか時代の先端をいくとかそういうことをまったく無視しているので、ある意味、なかなか聴きごたえがある。でも、それも四曲目くらいまでか。それ以後はなぜかジャマイカ人がラップしたり、宇宙を思わせる妙ちくりんな曲が入っている。そしてセガール先生はすべての曲を書き、全ギターを担当、下手するとドラムまで叩いている。これがホントのセガール節ですよ。聴かないと損するよ。ああ、このCDを世界に広めたい。
- セガール先生、待望の新作「イントゥ・ザ・サン」だよ。都知事射殺だよ、下町で育ったCIAエージェントだよ。またまた惚れた。
不法入国の外国人の一掃を掲げる都知事候補が射殺された。東京の下町で育った伝説のCIAエージェント、トラビス・ハンター(スティーヴン・セガール)は、早速捜査に着手する。殺害を仕組んだのは新興暴力団を仕切る黒田(大沢たかお)と、彼と手を組んだチャイニーズマフィア。捜査の相棒を殺され、婚約者まで失ったトラビスは、黒田のもとへ殴りこみを決意する。任務の使命感と私怨が合体、トラビスの闘争本能は全開となって黒田に向けられた。