- 大変なことになった! 東芝EMIから「桂米朝 上方落語大全集」のＣＤ40巻が発売されるというではないか。え？ 米朝師匠のＣＤならもう40巻出てるって？ いや、それは「桂米朝落語全集」。現在ＣＤとして販売されているのは、ＣＤのために録り直したもの。したがって、録音年は平成のものが多い。一方、「上方落語全集」の方は、かってレコード、テープで販売されていたもの。ＣＤが新発売されるときに絶版となってしまったのだ。米朝師匠であるから、いつとこで喋ろうが匠の芸であるのは間違いないけれども、レコードを聴き慣れたものにとって、やりは平成録音のＣＤは「年齢」を感じさせるものが多かった。そんなこんなで、手許に残るテープやレコードを必死にMD化して聴いていたのが、ついに堂々とＣＤで聴ける日がきたのだ。ということは、米朝版「花筏」「百人坊主」も復活。そしてあの「卯の日参り」も入るのだな。「算段の平兵衛」は当然、オチまで聴けるのだな。「宿屋仇」では、「なに？ その方じゃな、鶏のケツから生き血を吸うのは」のセリフをきちんと万事世話久郎が言っているのだな。うわぁ、「次の御用日」も入ってるぅ。
- しかし、ここに問題が一つ。一枚2000円で全40枚なのよねぇ。かけ算すると目の前が真っ暗になるのよねぇ。でも、これを買わずしてどうする……。ああ、金が欲しい。
- ドム。
