怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

「COLUMBO! COLUMBO! 」Vol.3と捜査一課九係

  • 刑事コロンボ同人誌「COLUMBO! COLUMBO! 」のVol.3が届いた。濃い! 濃い! モンクコーナーも充実! 町田さん、お疲れさまです。私も「クエンティンリーの遺言」というノベライズで参加させていただいてます。今回が完結編。よろしければ、ぜひ。ご購入等については、こちらを(http://www.clapstick.com/columbo/mag/index.html)。
  • 「捜査1課9係」のスペシャルをやっていたので、見る。「相棒」の後番組として始まった作品だったが、悪夢のようなはずしっぷりに三回目くらいでまともな視聴を止めた。あとはとりあえず録画、暇なときに2倍速、3倍速で流し見。結局、最後まで奇跡はおきず、さらにその後番組「羅生門」でさらなる悪夢を体験。負の連鎖の発端となったシリーズでもある。
  • 最低な番組ではあったが、設定、配役は間違っていなかったと思う。細部を疎かにした点と、「ここはこうあるべき」というお約束を悪い方向に実践したことが敗因か。
  • で、このスペシャル、結末以外はすごく面白かった。まず気づいたのは、これだけの濃いキャラクターをちゃんと動かすには、2時間半は必要なのだなと。1時間では到底、無理。もし新シリーズがあるなら、1話完結にこだわらない作りをして欲しい(無理だろうけど)。役者のスケジュールの都合で、いろいろと苦しい展開もあったけれど、ホント、3分の2までは素晴らしかった。終盤崩れたのは、テレビのときと同じ、「係長」の中途半端さだろう。この係長、昼行灯を気取っているがかなりのやり手で、部下の一歩先を行く洞察力を持っている。で、行き詰まった部下にそれとないサジェスチョンを与えたりするのだが……うーん、そういう役回りなら「主役」になってはいけないキャラだし、そのくせ、ラストのおいしいところは持って行くし、実際「主役」だし。こちらとしては、特車二課のカミソリ後藤を期待しているわけですよ。パトレイバーの映画版を観ているこちらとしては、今の係長なんて、無に等しいわけです。中盤での上層部との対決ももう少しバリバリやって欲しかった。でも「参事官」の出現はぴたりと決まっていて、大いに盛り上がりました。この参事官のおかげで中盤を乗り切れたと思う。最後にもう一つ、中越典子も余計。あれを見ているとイライラ通りこして気持ち悪くなってくるので。まぁ、どちらにしても、新シリーズは止めておいた方がいいと思う。
  • 今週四つ目の打ち合わせを終え、ようやくひと息。今日お会いした編集さんは、31日にも打ち合わせがあるそうだ。上には上がいるなぁ。
  • これで来年やるべきことはすべて決まり、方向性もほぼ定まった。つまり、あとは書くだけなんだけど……。そこはそれ、まずはテレビを見て、休息。稲垣金田一の「八墓村」再放送を見る。明日は「女王蜂」。本放送時、録画しそこねたので、これ幸いと予約。

  • 昨年は「ホワイトハウス」な一年だったが、今年は「CSI」な一年だったなぁ。