怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

第29回小説推理新人賞とHEROES日本放映決定

Muho2007-07-23

  • 今月号の小説推理にて発表の「第29回小説推理新人賞」の受賞作、湊かなえ氏の「聖職者」は鬼気迫るというか、素晴らしい出来だった。改行が少なく、ページを見た瞬間は「えっ!」となるが、読み始めればそんなことどうでもよくなる。まだ間に合うと思いますので、ぜひご一読を。(2020年追記・「聖職者」は後に長編として生まれ変わり、それが「告白」である)
  • 昨年の松本清張賞の「一応の推定」といい、幻冬舎の「氷の華」といい、ハイレベルな作品がポンポン現れている。ミステリーの未来もそんなに暗くはないのかな、と思う。もっとも、「ミステリー賞をとった人が、ちゃんとミステリーを書いていること」が大前提なわけですが。
  • エミー賞の候補が発表。コメディー部門の主演男優賞には、やっぱり、モンクさんがノミネートされていた。「ソプラノズ」が圧倒的だけれど、「HEROES」の健闘も光る。で、日本での放映は「スーパードラマTV」に決まったとか。うえー、大丈夫なのかなぁ。あそこに任せておくと、放映は遅れるし、下手すると途中で打ち切るし、ろくなことがない。ものすごく心配。「スーパードラマTV」で見ているのは「ER」だけだしなぁ。(http://www.tvgroove.com/articles/article.php?n0101244)

 

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

  • 作者:湊 かなえ
  • 発売日: 2010/04/08
  • メディア: 文庫
 

 

 

一応の推定 (文春文庫)

一応の推定 (文春文庫)

  • 作者:広川 純
  • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: 文庫