怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

通夜と葬儀 さよならばあちゃん

  • 京都にいる祖母が亡くなった。101歳! まさに大往生。ただ、ばあちゃんは110歳くらいまで生きそうだと思っていたので、ちょっとがっかりする。この年だと、軽い病気一つで一気に悪くなってしまうのか……。それにしても、うちの一族は、京大病院に入院すると必ず死ぬなぁ。三人目だぜ。大丈夫なのかよ、京大病院。個人的にはもっとも不信感を持っている病院のひとつ。
  • 火曜日が通夜、水曜日が葬儀だったので、帰京。京都は猛烈に寒く、雨、雪、風、晴れ……とめまぐるしく天気が変わる。何となく、なつかしい冬の風景だった。恐るべき寒さではあったが、儀式はとどこおりなく終了。
  • 祖母は101歳。最後まで頭はしっかりとしており、体力も食欲もあった。たまたま、脳梗塞に見舞われる不運があっただけで、それがなければ、110歳くらいまでいったと思う。葬儀に出た親族は息子からひ孫まで合計20人。

  • さて、祖母の訃報を聞いてもっとも困ったのは、喪服。作ろう作ろうと思ってそのままになっていた。仕方ないので、20年前、父親の葬儀のときに来た喪服(夏用)を着ていく。世間的には、20年前のスーツが着られること自体が驚きらしい。ちなみに、数珠もネクタイピンも忘れ、立派で貫禄充分の親戚連中の中、一人だけペラペラのスーツ、風にはためくネクタイ姿での参列となった。

  • 祖母は生前、ことあるごとに私のことを「おまえは変わりもんやなぁ」と言っていた。変わりもんなんで、勘弁してもらおう。

  • さよなら、ばあちゃん。
  • 少し心配なのは、ずっとばあちゃんの世話をしてきたえみこさんだ。気落ちしなければいいけれど。ちなみに、「オチケン」に出てくるお手伝いのえみちゃんはこの人がモデル。
  • ついでと言っては怒られるが、父親の墓にお参りして京都駅へ。G社の皆様、お世話になりました。ありがとうございます。
  • そして明日からは、へろへろになっている身内の介護である。やれやれ。

読書
私の男(桜庭一樹)←こんなに凄い小説をひさしぶりに読んだ
隠蔽捜査(今野敏)←こんなに凄い警察小説をひさしぶりに読んだ
完全恋愛(牧薩次)←こんなに凄い本格ミステリーをひさしぶりに読んだ