怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

地獄の新米助手と役に立つスパイキッズ

Muho2009-02-03

  • あっというまに一週間たって、また歯医者。この歯医者さんには、新米の歯科助手の人がいて、どのくらい新米かというと、患者を呼びに来るのを忘れ、スリッパをだすのを忘れ、カルテをだすのも忘れるという、あんたこの仕事向いてないんじゃないの? と勘ぐりたくなるくらいの新人である。歯石を取る際、その人が私の担当となった。バキュームで口内に溜まった水やら何やらを吸い出すのがその使命なのだが、そこは新米であるから、どれだけがんばっても肝心の水やら何やらを吸い取ってくれない。大口を開けて身動きできないとき、口と喉の境目あたりにみるみる水の溜まっていく恐怖! ビルの三階の座席の上で溺死するかと思った。
  • 患者が座る座席には、その恐怖を少しでも和らげるためか、小さな液晶モニターが設置されており、そこでえんえんと「スパイキッズ3」が放映されている。これが意外に面白く、悪役のスタローンがオウオウ言っているのを見ていたら夢中となり、いつのまにか治療が終わっていた。
  • しかし、治療は終了せず。来週もまた地獄の予感。ちなみに、「スパイキッズ3」はクライマックスの直前までしか見られなかった。気になる。