- 北海道の遭難死は、とうとう起きたか……という程度のもので、別に驚くほどのことはない。高齢者が登山をすることについては、もう何も言えない状態になっているが、あのツアー登山というのは、少し見直した方がいいと思う。
- 自力下山してきた人の「よく判らない、ガイドにきいて」という一言にすべてが現れている。山に登っておいて、「判らない」はないだろう。そんな人は山に行くべきではない。
- 責任はガイド、旅行会社、本人の三者が当分に負うべきだと思う。旅行会社には警察の捜査の手が入るようだが、山の中で何があったのか、解明される日は来るのだろうか。
- あの行程で、予備日なしは無謀だと思うし、帰りの飛行機が予約されていたのはもしかり。その日に帰るため、ガイドにはプレッシャーがあっただろうし、客たちにも焦りがあっただろう。悪天の中、ガイドが「行く」と決断せねばならない状況にあったのは確かだし、客が「行こう」と言った可能性もある。
- 海、川、遊園地などでの事故は、しっかりと原因追及がなされ、人の死が礎となって改善が図られていくものだけれど、山だけは、そういうことがない。