- ネットで拾ったニュースの中に、介護に関するものがあった。その冒頭で、
◇介護とは?
“介護”と言うと、お年寄りの世話。つらく苦しい仕事というイメージが強い。でもそれは大間違い! 介護とはお年寄りが自立できるように支援することなのだ。お年寄りの自立と言いつつも手間暇かかる。いっそう自分達でやってしまったら……と思うがこれではお年寄りの自立にはならない。“ひとりでできることはやってもらう、難しいことはお手伝いする”。これが介護だということを覚えておこう。
- そんな夢物語みたいな建前を言ってるから、介護というものが現実に浸透していかないんじゃないか。そもそも、介護は「仕事」ではない。報酬を貰うどころか、金を取られ、誰からも感謝されず、何もかもを失う、人生に仕掛けられた罠のようなものだ。かかったら、もう逃げられない。難しいことはお手伝いするなら、すればいい。実の親の尻を拭いてみればいい。実の親が垂れ流した小便や吐き散らしたゲロを拭きながら、「つらく苦しい仕事というイメージは大間違い!」と言えるなら、言ってみればいい。
- とはいえ、このニュース。後半になればなるほど、それなりにいいことも言っている。介護貧乏などにも触れているし。在宅介護、施設での介護のメリット、デメリットも正確だ。それだけしっかりとデーターを示すなら、何も最初に、夢を見させるようなこと、言わなければいいのに。