怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

介護とは? 夢物語ほざいてんじゃねえ、バカ

  • ネットで拾ったニュースの中に、介護に関するものがあった。その冒頭で、

◇介護とは?
“介護”と言うと、お年寄りの世話。つらく苦しい仕事というイメージが強い。でもそれは大間違い! 介護とはお年寄りが自立できるように支援することなのだ。お年寄りの自立と言いつつも手間暇かかる。いっそう自分達でやってしまったら……と思うがこれではお年寄りの自立にはならない。“ひとりでできることはやってもらう、難しいことはお手伝いする”。これが介護だということを覚えておこう。

  • そんな夢物語みたいな建前を言ってるから、介護というものが現実に浸透していかないんじゃないか。そもそも、介護は「仕事」ではない。報酬を貰うどころか、金を取られ、誰からも感謝されず、何もかもを失う、人生に仕掛けられた罠のようなものだ。かかったら、もう逃げられない。難しいことはお手伝いするなら、すればいい。実の親の尻を拭いてみればいい。実の親が垂れ流した小便や吐き散らしたゲロを拭きながら、「つらく苦しい仕事というイメージは大間違い!」と言えるなら、言ってみればいい。
  • とはいえ、このニュース。後半になればなるほど、それなりにいいことも言っている。介護貧乏などにも触れているし。在宅介護、施設での介護のメリット、デメリットも正確だ。それだけしっかりとデーターを示すなら、何も最初に、夢を見させるようなこと、言わなければいいのに。