- 始まった時は、あんなに面白かった「仮面ライダーゴースト」の劣化が止まらない……。劇場版も見に行こうと思っていたけど、そんな気にもならない。昨年の「仮面ドライバードライブ」は出だし最低だったけど、回を追うごとに良くなって、終盤は熱血涙の大団円だったのに……
- とにかく、アラン様が味方になった時点で、私のゴーストは終わった。タコ焼きとともに。
- 見ていて思うのは、怪人の没個性とそれに伴う闘い&変身のルーティンぶりがきつい。そもそも、残っているのはゴースト自身の物語だけで、スペクターとネクロムに変身の意義がなくなっていている。だから、ゲート壊すためだけに変身して、キックして終わりとか、どう考えてもゴーストだけで倒せる相手に無理やり、参戦するとか。まあその辺考えて、ニセマコトとかがいるんだろうけれど、毎回、毎回、スペクター同志の小競り合いをやって、最後に「うっ」とかやられてもなぁ。ネクロムは完全、雑魚扱いだし。敵も、最終目的は一点にしぼられているから、活動の意義もなく、出てきてはやられるだけ。しかも、強大性が皆無だから、パワーアップしまくってるライダーたちの必殺技を食らうカタルシスもない。必殺技の供給過剰だ。それが何度も繰り返されるのだから、もう勘弁してと言いたい。幹はしっかりとしているけど、枝葉がすっかり枯れ落ちて丸坊主になった巨木を見ているみたい。どうして、こうなった……。あ、最後に、タケルが生き返るかどうかのタイムリミットサスペンスも、もっとちゃんとやるべきだったと思う。今もう、よく判らなくなってるし。
- 救いがあるとすれば、御成だな。御成。もう彼に尽きる。仮面ライダー御成でいい。