- 洋泉社刊「刑事コロンボ読本」来る! 従来のようなストーリー解説や写真などを極力短くし、新しい切り口、語り口から「刑事コロンボ」という番組に迫る労作。
- 中でも、コロンボ研究家でもある町田暁雄さんによる「刑事コロンボ 1974年の大ブームを考える」は必読。当時のコロンボ人気を物語る資料も多数!
- 個人的には「ノベライズ」の実体と考察を行った第3章。コロンボのノベライズについて、ここまで語られた書籍って今までになかったはず。少し関わったことがある者として、対談に参加させていただき、当時のことをいろいろと振り返りました。どういう経緯で「殺しの序曲」を担当することになったのか、パスティッシュである「硝子の塔」の成立過程など、多分、こうして本の形でまとまるのは、最初で最後かと。
- 私はそのノベライズについての対談に加え、「福家警部補シリーズ対談」ということで、協力者でもある町田さんと対談。福家について、町田さんと一緒に語るのは、多分、初めてではないかと。
- 三谷幸喜さんのインタビューやコロンボ談義「横溝正史VS石上三登志」果ては「チェックメイト78」まで。 もう素晴らしすぎる。 コロンボ五十周年を飾るにふさわしい名著!
- 皆さん、買って。買って。買ってぇ。