怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

象にささやく男

  • 2019年5月1日。何も新しいことは始まらない。原発事故はいまだ"Out of control "だし、子供は貧困にあえいでいる。
  • そして、そう、〆切だってなくならない! くっそ忌々しい10連休となり、保育園も休みとなり、仕事もままならない中、何とか資料本を読むことだけは続ける。
  • 「象にささやく男」の素晴らしさよ。象に何度も殺されそうになりながら、ついには心を通わせ、密猟者と戦い、部族と困難な交渉をし、山火事と戦い、そしてまた象に殺されそうになりながら、象を自然を動物たちを守った男の物語。

群れのリーダーを射殺され、強い人間不信に陥った象の群れ。その群れを私設の動物保護区に引き取った一人の男が、雄大な南アフリカの地で、密猟者たちとの死闘や、山火事や大洪水など自然の猛威に耐えながら、象たちと心を通わせるようになるまでの希有な記録。

人智を超えた能力を持つ、象の群れとの希有な交流。殺人も辞さない密猟者たちとの死闘。人種隔離政策によって、先祖伝来の土地を追われた地元民との軋轢。南アフリカの大自然の中、私財を投じて保護区を作り、野生動物の保護に生涯を懸けた男が自ら語る奮闘の記録。 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

アンソニー,ローレンス
1950年、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ。環境保護活動家。南アフリカのズールーランドに、トゥラ・トゥラと名付けた私設の動物保護区を設立し、ゾウをはじめ野生動物の保護に尽力する。また、国際的な自然環境保護活動団体「The Earth Organization」を設立。2012年没

 

f:id:Muho:20190501132632j:plain

f:id:Muho:20190501132710j:plain