怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

第19回本格ミステリ大賞の開票式

  • 第19回本格ミステリ大賞の開票式。今回は評論部門で、『刑事コロンボ読本』町田暁雄(洋泉社)と『21世紀本格ミステリ映像大全』千街晶之 (原書房)の両作に少し関わらせていただいたので、町田さんと共に会場へ。久しぶりに見る開票作業。やはり、一作品の独走で決まるなんてことはないのね。必ず手に汗握る接戦となる。両作は受賞を逸したけれど、共に、映像ミステリーの評論、評価を軸とするものであったこと、そしてそれらが文芸と対等の評価を得られることが証明できたわけで、大いなる収穫だったと思う。その両者に関わることができたのは、実に光栄であります。
  • 『刑事コロンボ読本』については、コロンボという作品はいまなお人気に衰えは見られず、今後もより多角的な研究がなされることを願いたい。『21世紀本格ミステリ映像大全』については、ギリギリで間に合わなかった「アンナチュラル」以降も本格ミステリードラマは傑作が多数生まれている。時間はかかるかもしれないけれど、続刊を願いたい。
  • 開票式に向かうため家を出ようとしたら、息子が「これ持ってっていいよ」とウルトラの父とブースカを渡してくれた。一緒に開票式に臨んだという証拠写真と共に。

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