怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCM

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これは素晴らしい考察と推理。円紫師匠シリーズをはじめて読んだときのワクワク感を思い出した。

でも、僕はこの考察は違うと思うんだ。この中での牧瀬里穂は、恋人を殺すために待ち構えていたと考える。
男がどこからどの新幹線に乗ってきたとか、彼女がどうやって駅まで来たかはこの考察で完璧だと思う。
でも、牧瀬里穂がギリギリになって駅に着いたのは、どこかで銃を手に入れていたから、それに手間取り遅れたのだ。
プレゼントのラッピング等にかかる考察はこの方のもので完璧だ。でも、筒の中身は銃だ。銃を手に入れ、自分でラッピングしたのだ。プレゼントに見えるように。
赤い服を選んだのは、返り血を目立たなくするためだ。
途中、人にぶつかったのは、彼女の緊張と焦りを表している。
バンダナの男が彼女の存在をまったく気にしていない点、それがサプライズであることも考察通りだ。バンダナ男は彼女がそこにいることを知らない。当然だ。彼女はバンダナ男を射殺しようと柱の陰で待っているのだから。バンダナ男にそのことを教えるはずもない。
彼女の顔は緊張と喜びにあふれている。バンダナ男を殺せるからだ。
動機は判らない。浮気か何かだろう。
ああ、牧瀬里穂の笑顔、なんて神々しいんだ。