怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

新・刑事コロンボ 汚れた超能力

読心術を得意とするマジシャン、マックス・ダイソンがギロチンで首を切断され死んだ。ギロチンはマジックの仕掛けが施されていたもの。一見、事故に見える現場だが、コロンボは被害者の手にしていたドライバーに注目。マックスがニセ超能力者を暴く仕事をしていたことを突き止め、一人の自称超能力者に目をつける。復活コロンボの第一作。20分過ぎ、コロンボの初登場シーンは実に格好良い。ここにすべての労力を注ぎこんだことが判る。注ぎこみすぎて、残りが緩慢。何よりも、犯人のインチキ超能力によって軍部が騙され、彼を雇うこと自体がバカバカしい。大喜びで雇われる犯人も犯人で、その後、どうするつもりだったのだろう。レビンソン&リンクにとって「読心術」ものは思い入れが深かったようで、テレビ映画「謎の完全殺人」や「コロンボ・魔術師の幻想」などにも登場する。それにしても、小池朝雄が生きていればなあ。