怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

刑事コロンボ 死の方程式

「刑事コロンボ 死の方程式」
化学薬品(?)会社の社長バックナーの車が爆発。社長と運転手が死亡した。ガソリンタンクの破裂による事故との見方が有力であったが、殺人課刑事コロンボは、被害者の甥、ロジャーの行動に不審を抱く。ロジャーは化学の知識も持っており、爆弾を作ることも可能だ。問題は爆弾ほどこにしかけ、いかにして爆発させたのか。コロンボは罠をしかける。

  • 日本テレビの深夜再放送の時、唯一、録画しそこねた一本。その後、コルクT氏のLDを借り、ダビングして見た。
  • 製作にまつわるドタバタは今や有名な話。こうして見直してみると、コロンボがこだわる物証は常に「葉巻」。背後にあるのが企業のお家騒動であるから、仕方ないのかもしれないが、やはり薄い印象は否めない。
  • 前作「もう一つの鍵」につづく、馬鹿社長就任もので、ネタもかぶる。これはこれで面白いから問題はないのだが。
  • 本作は小学生のころ読んだノベライズが強烈。当時の小遣で買えた数少ないサラブレッドブックスの一冊で、何度も読み返した。そちらの印象が強く、本編がますます薄く映ってしまったのかもしれない。