怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

花か水かとジュウハチマツ

Muho2005-11-10

  • 少し調べてみたら、「野ブタ。をプロデュース」たしかに評判が良いらしい。ただ前話の感想で、ほとんどの人が「いじめっ子が花をかけてよかった。感動した」と書いている。それを見て唖然とする。だって、あの話のメインはそんなところではないでしょう。あれは主人公が「水か花か」でギリギリひっぱる話。決定直前の指名変更を見て正直がっかりした。だって主人公が「花か水か」は本当に判らなかった。「花」に決まっているんだけど、「水」かもしれない余地をうまく残していた。でもいじめっ子が選択者になったら結果はあきらか。だって、「水」だったら体育館裏のエピソードはいらないし。あれがあったということは「花」である。その時点で感動もへったくれもないわけですよ。でも、本当の眼目というのはその後にあって、そこに「ホントおじさん」が見事な伏線として絡んでくる。手帳を作ったのも、その手帳の入れ代わりも、野ブタに入れこむもう一人(まだ名前を覚えていない)の本心が明かされるのも、主人公の「花か水か」も、「ホントおじさん」のデタラメな動きを通してこちらに伝わる。最終的に感動するのは「あみだくじ」であるはずで……いやまあ、別にテレビですから、好きなように楽しめばいいんでしょうけど。いいんです、「野ブタ。パワーちゅーにゅー」があれば。はい。

鳥日記
ジュウニマツは療養中。そろそろ仲間の許に返してあげたい。イチとゴのペアがヒナを五羽育てている。まず一羽が巣立ち。ジュウハチマツになる。薄茶色のブチがあるボンテン。写真は巣から出たものの、びっくりして震えているジュウハチマツ。