怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

「雷鳴に魂は還る」はジオン版「脱出」であった。

Muho2006-09-07

  • 昨日は病院へ。もともとは通院日ではなかったが、毎日が毎日なので、たまらず、主治医の許に連れて行くことにしたのだ。予約日ではないので、狂ったように待たされた。9時に行って、診察は12時ジャスト。でもこれは予想の範囲内。
  • 診断結果も予想通り。生活への不安が高じて気の病になったらしい。そのままメンタルクリニックに直行。ここでまた、気が変になるほど待たされた。1時に入り、呼ばれたのは5時。頭がおかしい……いや、精神を病んでいる人はこれほど多いのか!
  • やさしい女医さんが薬をくれ、やさしく飲むようにさとしていた。
    週に一度くらいの通院を勧められ帰宅。
  • こっちが病気になるほど疲れたが、とりあえず、今後の方針が決まったので、少し気が楽になった。
  • 怒りのボルテージも、ひさしぶりに少し下がった。
  • MSイグルー最終卷「雷鳴に魂は還る」を観て、あまりの素晴らしさにフラフラとなった。思えば二ヶ月前、前巻を観てボロクソにけなしたものであったが……。うーん、あの歯切れの悪さ、あからさまな予定調和は、今回のための伏線だったのか。いや、まったくもって申し訳ないことをしました。
  • 「雷鳴に魂は還る」は前巻からの続きで、最終ポイント「ア・バオア・クー」での決戦を描いている。ヨーツンへイムが配置されたのは、Eフィールド。新たに支給された巨大MA「ビグ・ラング」と年少兵の乗るモビルポッド「オッゴ」は、連邦軍の猛撃にさらされる。回収ポイントまで無事到達できるのは……。
  • 「ビグ・ラング」は「オッゴ」の補給整備のために配備されたモビルアーマー。死ぬまで戦い続けることを義務づけられた少年兵の運命は。モニク・キャディラックに代わり、「ビグ・ラング」のパイロットとして指名されたのは……・
  • 何が素晴らしいって、ヘルベルト・フォン・カスペンですよ。彼がこういう役割になるとは、正直思っていなかったなぁ。テレビや映画版で、ミネバやシャアの乗った艦艇がEフィールドを抜け脱出できた秘密がいま明らかに。
  • 今回の大団円は、ある意味、私の嫌う予定調和であったりするのだが、これは計算され尽くした予定調和であることを評価したい。作り手のエゴや妙なアート精神を捨て、娯楽に徹したエンディングを選択したスタッフたちに拍手を送りたい。こんな生温いラストにしやがって、という声は大いに上がるだろうけれど、それは「オタク」というものに縛られた者の妄執、妄念にすぎないので、気にすることはないと思う。このエンディングのおかげで、シリーズ全作品の完成度がさらにアップしたと感じるし、フル3DCGであるがゆえ、数年後には消えてしまうものかもしれないけれど、全作を通して一定以上のクオリティを維持し、最後まで走り抜けていれたことは、絶対に評価しないといけない。それでなければ、これを作った人たちが可哀想すぎる。
  • あまりに素晴らしいので、もう一度観よう。「ビグ・ラング」がガレージキットになった暁には、うーん、まずいなぁ、買いそうだなぁ。