怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

鈴々舎馬桜独演会と双蝶々

Muho2007-05-03

  • 昨夜に引き続き、お江戸日本橋亭にて開催中、黄金週間恒例「鈴々舎馬桜独演会」に行く。本日は「エジプト人がやってきた」の生みの親でもある、親友Kと一緒に行く。食事をしてから行ったのだが、相変わらず、半分近くを食い残し、それらを箸でつついたり、半分かじったりして、ぐちゃぐちゃにして店を去るスタンスは変わっていなくてうれしい。
  • 本日の演目は「双蝶々」。圓朝作、(上)(中)(下)に分けて語られることも多いが、前夜に引き続き、通しで。この噺はある意味ノワールと言うこともできるのか。全編が悪党視点の物語。中以降はほぼ悪党の一視点で物語が進んでいくわけで、そこがラストで急転、親子の情がしみじみと入ってくるあたり、うまいなぁと思う。もちろん、語る方も大変だと思う。引きこませて語る力量がなければ、悪党視点・一時間強の噺を支えることもできない。演り手が少ない、ニーズが少ないというのはなるほど、うなずける。落語で「双蝶々」が好きでたまらん、また聴かせてくれ……という人は少数派だろうなぁ。ただ、名作は名作であり、滅亡させてはいけないものだ。近年では歌丸師匠の公演も評判になっており、CDも出ているとか。よくできたミステリーの朗読を聴くような心持ちで、じっくりCDを聴いてみるのも面白いかと。
  • 5日、6日も独演会は継続中。私は所用で行くことができませぬ。興味がある方はぜひ。馬桜師匠、残り二日、がんばってくださいまし。
  • BSで放映されていた、「満潮に乗って」を見る。原作は記憶の彼方であり、真っ白な状態で見た。90分、ぐっと引きつけられたのは事実。切れ味は無かったが、真相が明らかになればなるほど、嫌な気持ちになっていく。あ、同性愛は一つもありませんでした。

阪神

無死満塁で連続三振するところをリアルタイムで見てしまったよ。やることなすこと上手くいかないってことがあるんだなぁ。いやもう、ここまできたら、とことん沈んでちょうだいよ。たけど、阪神以上にヤクルトは絶望的だからなぁ。★☆☆☆★★☆★☆▲☆★★☆★☆★☆★★☆☆☆★★★★★