- 少し前に購入、というか、送られてきたイワクラの東宝キングコングシリーズ。「熱海城とキングコング」は植毛加工のコングが素晴らしく、これなら二年待たされた甲斐があったと喜んでいた。しかし、一つだけ不満があった。ゴジラがないのだ。食玩「ゴジラ名鑑」を試したが小さすぎる。「ガシャポン」も小さい。「ハイパーゴジラ」は大きいし出来も悪い。あきらめかけていたところへ、発売となったのが、酒井ゆうじ原型の「ゴジラコンセプトワークス」という食玩。初ゴジ、モスゴジ、キンゴジ、デスゴジの四体を立体化。まずコンセプトを決め、それにそった造型をしていくという、苦し紛れ……というかこじつけでシリーズ化を図る、末期的な企画食玩である。何だよ、食玩にコンセプトって。しかも四種全部にレアカラーがあるってどういうことよ。「怪獣名鑑」や「旧イワクラ」の狂った勢いを見習ってもらいたい。原型師が原型師なので、出来は保証付きだが、姿勢が嫌い。無視しようと思っていたけれど、このキンゴジは試してみる価値ありと思っていた。 その食玩が本日到着。キンゴジを恐る恐る試してみると……ぴったり! このぴったり感は奇跡的ですらある。
- ばんざーい。
- 怪獣の置き場がもうない。