怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

警官倶楽部

  • 「警官倶楽部」が文庫になるとのこと。ゲラが来週、届くらしい。この作品は、母親の病気が最悪の状況にあるときに書いたもの。鬱病で狂ってるヤツの隣の部屋で、毎日五枚ずつ書いていた。修羅場だったなぁ。その後、一度出来上がったものを、徹底的に見直して、首謀者も変えた。
  • 「警官倶楽部」は「無法地帯」と同様、強いオタクを描きたかった。オタク狩りとかに代表されるように、オタクは非力でかっこわるいものと思われていた時代。どうしようもないオタクの中にも、腕のあるヤツはいるし、喧嘩の強いヤツもいる。バカにしていると怖いぞ、というメッセージをこめたつもり。

 

警官倶楽部 (祥伝社文庫)

警官倶楽部 (祥伝社文庫)

  • 作者:大倉 崇裕
  • 発売日: 2010/03/11
  • メディア: 文庫