- 「警官倶楽部」が文庫になるとのこと。ゲラが来週、届くらしい。この作品は、母親の病気が最悪の状況にあるときに書いたもの。鬱病で狂ってるヤツの隣の部屋で、毎日五枚ずつ書いていた。修羅場だったなぁ。その後、一度出来上がったものを、徹底的に見直して、首謀者も変えた。
- 「警官倶楽部」は「無法地帯」と同様、強いオタクを描きたかった。オタク狩りとかに代表されるように、オタクは非力でかっこわるいものと思われていた時代。どうしようもないオタクの中にも、腕のあるヤツはいるし、喧嘩の強いヤツもいる。バカにしていると怖いぞ、というメッセージをこめたつもり。