- 手続きをしていた身内の入院保険が振り込まれた。入院だの何だの、身内を取り巻く悲惨な状況の中で、私の要求通りにきちんと行動してくれたのは、この保険会社だけだ。振り込み通知を見て、涙が出そうになった。
- 私がひーこらしている一方で、身内の父親、つまり私の祖父は百歳になりやがった。
- 祖父は尊敬を集める町の名士だが、かって私は、祖父と同居している従兄弟Tに、一日だけ母親の介護を頼んだことがある。その際、祖父は「Tが介護しているときに何かあったらどうする。そんな責任を負わせることはできないから、断る」とぬかしやがった。
- 私をのぞくかわいい孫たちに囲まれていつまでも生きるんだな。