- もうすぐWOWOWで放送中の「レッドセル」が終わる。大人気でシーズン7越えをしている「クリミナルマインド」のスピンオフであり、主演にホレスト・ウィティカーを据えながら、13話での打ち切り……。
- 感想は書いていないけれど、11話まではすべて見ている。それなりに面白く、見ている間はとても幸せ。爆弾魔、無差別狙撃犯など現在進行型の暴力犯罪が多めで、タイムリミットサスペンスとしてもいい出来だと思う。
- 一番の問題は、これが「クリミナルマインド」のスピンオフということにつきるだろう。期待値の大きさもあっただろうし、何より、おおよそのパターンは、すでに本家でやられてしまっている。
- では、何か別の切り口や魅力的なキャラがいるかというとそうでもない。全体的に地味で、回を経るごとにじわじわくる人物像が多い。まさか13回で終わるとは思っていなかったのだろうなぁ。その辺、出し惜しみなく、最初からキャラネタを投入しまくってきた「glee」とは対照的。
- キャラクターに関して、本家と比較するなら、やはりドクター・リード的立場の人がいなかったのは辛い。本家「クリミナルマインド」で、BAUを有能な機関として機能させているのは、リードとガルシアがいるからだと思っている(この二人のおかげで解決できた事件のなんと多いことか)。「レッドセル」にガルシアをそのまま投入したのは正解だったが、残りのキャラクターがすべて、デレク・モーガンだったのは、きつすぎる。
- 「BONES」のスピンオフ「FINDER」はどうなるのだろう。