怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

ワンフェスと予想通りの無一文

  • ということで、ワンダーフェスティバル当日である。前回、中途半端な時間に行ってしまったところ、入場待ちの列にフルで並ぶこととなった。バカバカしいので、少し遅めに行こう……などと考えていたのだが、期待と興奮のためか7時に目が覚める。家でグズグスしていてもさらにしょうがないので、出かける。10時には会場に着いた……。予想通り長蛇の列であったので、ワンフェスの隣で開催されている「トイフェス」に入る。そこでコルクT社長と合流。すかさず1000円のガメラやセールで叩き売り中のとある巨大なソフビを購入。両手がいっぱいになる。こんなことではワンフェスに行く前にお腹一杯になってしまう。限定品を買い損ねた失意のT社長と会場をあとにする。
  • ワンフェス、まず目指すのは、パイロットエースさんの「キングジョー」である。超優良メーカー「フォルシオン」無きあと、怪獣ソフビを滅亡をギリギリで食い止める、まさに英雄的メーカー。キングジョーはいずれ一般発売される。だが、製品の質が良いだけに、発売までは時間がかかる。これほどのキングジョー、一刻も早く手にしたいのである。会場一時間遅れでブースに到着。にもかかわらず、まだ22体しか売れていない。世の中どうなっているのか。
  • つづいて、アトリエG-1さん。前回のヘドラずくし。そのダメ押しとして、「ヘドラゴジ」発売。片目潰れてるバージョンも再現可能。そして何より、展示されていたヘドラの実物を見られたのが大きかった。塗装の参考にさせていただく。ヘドラゴジゲット。
  • 酒井ゆうじ造型工房さんは「キンゴジ出現」。氷山出現後の軍事基地上陸シーンの立体化。正直言って、今一つ。それと常々思うのだが、価格設定に無茶がある。付加価値をつけすぎだと思う。まあ、あっさり完売していましたが。
  • おまんたワールドさんは、ジャミラに続き、ダダ。ダダ造型の最高峰であることは間違い無い。ダダ……いやただ、あのラインは塗れない。完成品をしみじみ見るだけで我慢する。
  • 怪獣無法地帯さん。数日前にDMもきちんと頂いた。秋の新作「ユートム」「ボーグ星人」展示中。村田氏が、ユートムの透明パーツはどう処理するのか、などの質問に丁寧に答えてくださった。30センチサイズの「マグラ」には抗い難い魅力あり。お値段はいくらになるのか……。ひさしぶりに充実した、怪獣無法地帯ブースであった。
  • ジーンズ工房さん。高垣氏原形の「立ちバラゴン」が圧倒的。ただし、その他の商品に魅力が薄い。似てる似てないだけでは勝負にならない。30センチ・メガロにはちょっとがっかり。申し訳ない。
  • 浅井造型さん。今回は今後発売予定の「決戦ゴジラ」の展示、前回お目見えの「キングギドラ」の販売のみ。ゴジラが塗装前であったため、ちょっと迫力不足。前回が凄かっただけに、地味な感じでした。決戦ゴジラは良い出来です。
  • 今回第2のお目当てYAMAKAWA造型部。20センチラインの「決戦シリーズ」。まずは『地球最大の決戦』より「ゴジラ対ラドン」。躍動感あるポーズがたまらん。そして、『ゴジラの息子』より「ゴジラ対カマキラス」、「カマキラス対ミニラ」。カマキラスなんて、ボークスのジュニアサイズ以来の立体化。もうこれは買うしかない。限定7個のうち一つを購入。カマキラスの塗装などについて、山川さんと少しお話しをする。熱い信念を持った、素敵な人だ。
  • そしていよいよ、6分の1ライダー怪人出店中、かなめみおさんのブースへ。新作、「ナメクジラ」「カブトロング」「死神カメレオン」にうっとりする。塗装、ポーズ、質感、この方の造型、塗装センスにはただただ、脱帽。3つまとめ買いといきたいところであったが、財布の中を見て愕然。3つ買う金が既にない。脂汗を振り絞り、迷う。結局、「カブトロング」「ナメクジラ」を購入。かなめみおさん、お子さま連れで大変だったでしょう。キングジョーは買えましたか?
  • 金がなくなってしまった。落としたり盗まれた訳ではない。ただ使い切ってしまっただけである。ああ、まだ小鹿堂さんに行ってない。そこには、「レッドギラス・ブラックギラス」のセットが……。ああ、無念。ということで、小鹿堂さん、本当にすみません。前もってメールを出しておきながら、購入することができませんでした。未練たらたらで何度かブースの前を通ったのですが。「水晶髑髏」はお見事でした。あれを浮かべてウイスキーなどを飲んでみたいものですね。
  • ほぼ目的の商品を購入できるという、安定したワンフェスであった。ただ、全体のパワーダウンは否めない。会場の雰囲気を見れば判る。このままでは、遠からず縮小、消滅するだろう。というのも、今回は、予定外の出費を強いる作品に出会えなかった。前もって告知されており、最初から狙っていた商品以外、目に止まるものは皆無だったということだ。購入した商品も、ほとんどは「先行販売品」。後日、通販を利用すれば購入できるのだ。会場内でしか買えず、告知もされていない。いきなり目の前に現われ、これはすごいと魂を奪われる。そういう出会いがワンフェスの魅力のあったのだが。ちなみに、これは怪獣、怪人にかぎった話。フィギュアなどは相変わらずの大盛況でありました。
  • 年のせいか、午後2時には疲れ果て、帰宅の準備。帰宅後、キングジョーを組み上げ、ニヤニヤする。