怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

映画サンダーバードとジョナサン・フレイクス(生)

  • Nさんに招待していただき、「サンダーバード」の試写会に。場所が武道館と聞き、「?」と思っていたのだが、上映前にV6が登場。新曲「雷鳥」(ウソ)を歌ってくれた。若い女性客が山ほどいたのは、そのためか。ちなみにV6は吹き替え版の声を担当している。V6の他に、いわゆるトレイシー・ボーイズの役者さん5人、それに加え、何と何と監督のジョナサン・フレイクスが! きゃー。スタートレック関係者を生まれて始めて生で見た。映画が始まるまで、イベントで40分。とはいえ、それなりに楽しかったのでイライラはしませんでした。
  • そして本編。公開前なので内容について触れるのは止めておきますが、まずは一言だけ。メカデザインを見てがっくりきて、観に行くのを止めようと考えているあなた、それは間違いだ。めっちゃくちゃ面白いから、ぜひ行きなさい。
  • オリジナルのサンダーバードとは基本的には別物でありながら、作りは保守的。オリジナルの要素を抜き出し、慎重に慎重にアレンジを施していったデリケートな仕上がり。近年の安易なリメイクものとは、姿勢が違う。まあ、実質的主人公3人がジャングルを逃げ回るあたりは、「どこか国際救助隊やねん」とイライラするかもしれないが、それはあくまでもオリジナルに心酔していたファンの感情であって、今回初めてサンダーバードを見る子供たち、あるいはV6目当てに見る女性たちにとっては、実に愉快なシーンに映るのではないか。とにかく、映画全体としての完成度が異様に高い。
  • そして、何よりも重要な点、テレビシリーズのサンダーバードに対する敬意が、映画に魂を与えている。それが証拠に、映画を観終わった後数時間は、あのテーマ曲が頭の中をぐるぐる回るはずだ。
  • あ、ペネロープも格好良いです。