怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

9.11と特別番組

  • 帰宅したら状況はいよいよ悪化していて、もうどうにもならない感じ。

  • 昨日は勝手に病院に出かけてしまい、受付のところで「どうしていいか判らない」と電話をかけてきた。

  • 今日は親戚のところに「助けてくれ」と電話をかけ、実情を何も知らない親戚は救急車を手配。母親はそれに乗って、順天堂病院に凱旋。診療を受けるも「悪いところは皆無」と帰されたそうな。

  • いよいよ施設に入れるしかないのは判っている。でも、何度きいてもどういうものを探せばいいのか判らない。

    ○とりあえず、全額負担でいい。介護保険とかのことなど考えなくていい。
    ○一生いるわけでなく、とりあえず、気の病が回復するまでの滞在でいい。

  • こちらの要望はこの二つだけなのに、とにかくどこにきいても、あれこれ難しいことを言われて判らなくなる。「有料老人ホーム」をさがせばいいの? 介護施設? え??

  • すみません、素人にでも判るように、「これ」という風にご指摘いただくことは可能でしょうか。区の福祉課の言うことがまるで飲み込めず、喧嘩して帰ってきたので。

  • ここ数年ですっかりダメチャンネルとなった「スーパーチャンネル」。名前を変えたようだが、そのダメっぷりは見ていて哀れ。でも、時々、すごいことをゃってくれる。9月11日に合わせて放映された「9.11特集」である。テロに合わせて製作されたニ番組の特別編を放映。DVDボックスの特典でしか観られなかったもの。一本目は「サードウォッチ特別編」。ニューヨークの警察官、消防士、その家族たちのインタビューのみでつづる。二本目はWOWOWで放映済みだが、「サードウォッチ」第三シーズンの頭。急遽脚本を書き換え、製作された一本。三本目は「ホワイトハウス」第三シーズン放映前にこれもまた急遽製作された特別編。
  • それにしても、これらの番組をどうしてリアルタイムで放送しなかったのだろう。特に「ホワイトハウス」を黙殺したNHKはバカだ。こんなもの見せても日本人には判らんよ、とか思っていたのだろうか。
  • 日本人であるかぎり、9.11に関しては「第三者」でしかいられない。宗教のことなんて判らないし、人種問題もぴんとこない。この辺は正直に言うしかない。判ったようなフリをしても、勉強して頭で理解しても、歴史としてそれを知っている人々にはかなわないし、そうした脅威を背負いながら生活している人とは比べるべくもない。判ったふりをするのは、当事者にとって腹立たしいだけだろう。
  • ただ、こういう質の高い番組を通して、事実を伝えることは必要だと思う。あまりに愚かな報道番組とか見ていると、頭を抱えたくなる。イラクから自衛隊が戻ってきたこと、知らない人とかいるもんなぁ。サッカー選手が帰国したときは、あんなに多くの人が空港に押しかけたのに。

「ホワイトハウス」
特別編 イサクとイシュマル
ホワイトハウスが全館封鎖され、「大統領教室」の生徒たちが帰宅できなくなった。ジョシュとドナは食堂に生徒を集め相手をすることに。一方、シークレットサービスのバターフィールドはテロに関与したと思われる容疑者を追い詰める。浮かび上がった容疑者の一人は、何とホワイトハウスの職員だった。レオは男の尋問に当たるが……。「イスラム教徒にとっての過激派はキリスト教徒にとっての何か」「イスラム教徒はなぜ自分たちを憎むのか」「テロの失敗率は100%」。これらの問いに対する答えが知りたければ、ホワイトハウスを観よう! 食堂にレギュラーたちが集まってくる構成は素晴らしい。大統領登場のタイミングも完璧。皆が食堂にいる裏で、レオは一人容疑者の尋問に当たっている。かっこいいなぁ。ラストでジョシュが学生達に言うセリフ。アメリカはこれのために戦争しているのかもしれない。「学校や門限を心配して、相手を見つけて恋を楽しんで、新聞を読み、映画を見て、パーティーに行き、本を読む」