怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

仮面電鉄とおいしいエビチリ

  • むにゃむにゃしながら、「仮面電鉄桃太郎」を見る。設定を聞いたときには、仮面ライダーを何だと思っとるねん、ボケ、カス……と思って見ていたが、いざ見てみると不覚にも面白いよぅ。困った。あ、ちゃんとバイクにも乗るのね。
  • 新しい仮面ライダーには毛ほどの期待も抱いてはいないけれど、何十年も前の人が作ったものにいまだ縛られつづけてオタオタやっている某特撮番組を見ると、「電車に乗せて桃太郎にする」くらいのイマジネーションを創りだせる人(良いか悪いか別にして)は、スタッフとして必要なのだなと感じる。必要悪というあきらめの境地。まぁ、談合みたいなものでしょうか。
  • 特殊仕事大詰め! じゃーん。凄い、凄いぞ。ありがとうございます、ありがとうございます。おいしい中華料理を食べて帰宅。目玉はエビチリだ。ごちそうさまでした。
  • 「ウルトラマンメビウス」を見る。ウルトラマン80登場、しかも長谷川初範登場ということで、珍しく放映が待ち遠しく感じた。80が出てきて、80の時の積み残しを見事なまでに昇華して、ウルトラマンという存在にロマンを持たせたこの作品は、ウルトラ世代による到達点であるとも言える。よくぞ作ったなぁとしみじみ。ただ、気になるところはある。

(以下、ネタバレを含む)

  • 学校がマイナスエネルギーを発し怪獣を出現させる。そしてそれが生徒たちと先生を再会させるためのものだった、というアイディアはもう天才。恐れ入ったと言うしかない。しかーし、ではどうして、本筋とは関係ない円盤生物を追って80が地球にくるの? 第一の怪獣とその後がまったく無関係なために、オープニングの時点で「80登場」の感動がぶった切られる。どうして、第二の怪獣をいきなりださないのだろう。正体不明のマイナスエネルギー怪獣が現われたため、調査のため80が来る。最初の対決。勝敗つかず怪獣は消える。あれは何だったのか……? で、オープニング。GUYSによる調査開始。これは私の勝手な妄想だけど、このようにしないと、一本の作品として繋がらないでしょう。「80とメビウスが共闘して怪獣と戦う」というお約束があったのかもしれないけれど、そんなことは見ているこっちに関係ない。