- 施設の身内を見舞いに行く。先日、ふとしたはずみによろけて、顔面の右側を軽く打ったと連絡をうけていた。本人に聞いてみたところ、大したことはないらしい。ほとんど忘れていたくらい。だが、もしこれが自宅にいるときであったなら、まず、顔を打った瞬間に私のところへ電話が来て、私が自宅まで行き、そのまま病院に連れて行くことになっただろう。その日一日の予定はすべてパア。この三年間、そんなことばっかりだった。今は連絡を一本貰うだけ。看護士の人が様子を見て、契約している医師にも診せてくれたとのこと。助かるなぁ。しょっちゅう転んだりされては施設の安全性そのものを疑うことになってしまうが。
- それにしても、ちょっと嫌な咳をしていたなぁ。ちょっとした風邪が、今の身内にとっては致命的なので、年末年始は、何事も起きませんように……。
-
「大倉さん、コミケどうでした?」といきなり聞いてくる人がけっこういる。
私に対する言われなき誤解である。
「私はコミケに一度も行ったことがない」。
-
この際だから、いくつかある誤解を解いておこう。
「私は筒井康隆の小説を読んだことがない」
「私は宇宙戦艦ヤマトを一本も見たことがない」