- 身内の通院が始まった。今回は予約が朝の九時! さらに採血が入るため、二時間待ちコース決定。車いすに座りつづけているのが困難な身内はそのまま、処置室へ。ベッドに寝かせるのも、二人がかりでやっとだ。
- 診察終了後、今度は胃瘻の交換時期を決めるため、胃・食道外科へ。再度、診察受付をやり直すため、午後の診療に回される。これで二時間待ち決定。身内はまたも処置室のベッドへ。
- 通院の翌日には、朝10時から介護保険の認定調査。
- 9月の頭には、朝9時から胃瘻の交換手術。
- 実は、これらのことは、施設の方が大半を代行してくれている。身内を病院に連れて行ってくれたのも、胃・食道外科で身内と待っていてくれたのも、認定調査に代わって同席してくれたのも、施設の人。これらのことを、私一人でやっていたとしたら、どうなっていたのだろう。
- というか、ついこの間まで、一人でやっていたんだ。誰も助けてくれず、頼んでも断られていたんだ。
- 「私たちで代わりにやっておきますから」と言ってくれる人がやっと現われた。それがたとえ、金を払った結果として発せられたものであったとしても、私にはうれしい。
- 「これから楽になるね、よかったね」と言う人もいるが、介護で地獄を見ながら、施設を探し、契約をし、あり得ない大金を捻出して払い、今の状況を整えたのは、私自身だ。それは私自身の功績であり、他の人から「よかったね」なんて言われる筋合いのものではない。とにかく、傍観者を決め込んで、何もしなかったヤツらを私は許さん。
- 他人のために一生懸命行動して、周囲が潤い、自分だけが疲れ果てる生き方はもう止めたんだ。もう自分のことだけ考えて、どん欲に生きていくんだ。