怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

介護

  • 身内の通院が始まった。今回は予約が朝の九時! さらに採血が入るため、二時間待ちコース決定。車いすに座りつづけているのが困難な身内はそのまま、処置室へ。ベッドに寝かせるのも、二人がかりでやっとだ。
  • 診察終了後、今度は胃瘻の交換時期を決めるため、胃・食道外科へ。再度、診察受付をやり直すため、午後の診療に回される。これで二時間待ち決定。身内はまたも処置室のベッドへ。
  • 通院の翌日には、朝10時から介護保険の認定調査。
  • 9月の頭には、朝9時から胃瘻の交換手術。
  • 実は、これらのことは、施設の方が大半を代行してくれている。身内を病院に連れて行ってくれたのも、胃・食道外科で身内と待っていてくれたのも、認定調査に代わって同席してくれたのも、施設の人。これらのことを、私一人でやっていたとしたら、どうなっていたのだろう。
  • というか、ついこの間まで、一人でやっていたんだ。誰も助けてくれず、頼んでも断られていたんだ。
  • 「私たちで代わりにやっておきますから」と言ってくれる人がやっと現われた。それがたとえ、金を払った結果として発せられたものであったとしても、私にはうれしい。
  • 「これから楽になるね、よかったね」と言う人もいるが、介護で地獄を見ながら、施設を探し、契約をし、あり得ない大金を捻出して払い、今の状況を整えたのは、私自身だ。それは私自身の功績であり、他の人から「よかったね」なんて言われる筋合いのものではない。とにかく、傍観者を決め込んで、何もしなかったヤツらを私は許さん。
  • 他人のために一生懸命行動して、周囲が潤い、自分だけが疲れ果てる生き方はもう止めたんだ。もう自分のことだけ考えて、どん欲に生きていくんだ。