怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

夏夕介逝く そして北森さんも……

  • ああ、何てことだ。

テレビドラマ「特捜最前線」などで知られる俳優の夏夕介さん(本名・田浦久幸)が27日、胃がんのため死去した。59歳だった。
 夏さんは熊本県出身。昭和44年に芸能界デビュー。テレビドラマ「純愛山河愛と誠」でヒロインの相手役をつとめて人気を集めた。その後も「宇宙鉄人キョーダイン」「特捜最前線」などのドラマに出演、映画や舞台などでも活躍した。妻のめぐみさんは元女優。長女は宝塚歌劇団の娘役、愛花ちさきさん。

 

そして……

 

  • ミステリー作家の北森鴻さんが亡くなられた。満48歳。
  • 初めてお会いしたのは、1997年の鮎川賞のパーティだったと思う。
  • 北森さんは落語が好きということで、佳作入選した「三人目の幽霊」を面白かったと言ってくれた。右も左も判らない私を近くの居酒屋に連れて行って、出版業界のいろいろと面白い話を聞かせてくれた。それ以来、パーティなどでお会いするたび、親しくお話をさせていただいていたのだけれど……
  • しっかりとした本格でありながら、叙情豊かで、ロマンがある。あんな作品を書ける人は他にいない。
  • いずれ、時代が来るだろうとも思っていた。本当に、時間の問題と思っていたんだけど……。
  • でもそれは、細々ながら生きている者の勝手な都合である。
  • 北森さん、今は安らかに。
  • 三途の川を渡った向こうには、地獄の歓楽街があって、幽霊のラインダンスや骸骨のストリップが見られるはず。寄席にも寄ってくださいよ。噺家の名人上手は、みんなそっちに行ってるんですから。
  • 印税をお念仏につぎ込んで、いいヤツを買ってください。少々の罪は帳消しになるそうです。
  • 私はもうしばらく、こちらでミステリーを書いてます。