- 鈴々舎馬桜独演会に行く。昨年と同じ、山野楽器七階イベントホール。師匠もおっしゃっていたが、私も含め、客の高齢化が顕著。いやもう、すごい。
- 一席目は「マキシム・ド・呑兵衛」。白鳥師匠作の新作。数年前、池袋で聴いて以来の二度目。格段に面白くなっていて驚く。クスクスと小さな笑いが続き、要所要所でドッとわく。まさに古典の風格を持った噺に仕上がりつつあると思う。
- 師匠、生着替えーー!!
- 二席目は「澤村淀五郎」。生で聴くのは、今回が初めて。四段目は上方落語の「蔵丁稚」で聴き倒しているが、芸談を絡めた緊張感の高い内容。自身の勉強不足故ではあるが、結局、「教えて貰って上手くなりました」という生真面目な結末にいまひとつ、釈然としない思いがある。
- 「明烏」。吉原のシステムであるとか、そうした説明を一切とっぱらって、たっぷりと聴かせていただいた。納得、満腹の一席だった。登場人物が皆、暖かで、会場との一体感もあり、年の最後に良いものを聴かせていただいたと幸せな気持ちになった。
- 銀座はすごい人だったので、母親用のカレンダーと正月縁起物の駒などを買って、早々に帰宅。
- 年賀状書き。いつもはBGMに怪獣映画を流すのだけれど、今年は特捜最前線。「子供の消えた十字路」「6000万の美談を狩れ」。あと10枚だけど、もう一本見ようかどうしようか。