阪神の金本監督は貧打にあえぐ打線を嘆いた。巨人の内海に対し攻略の糸口をつかめず、11奪三振の力投を見せたメッセンジャーを援護できなかった。「先発投手が好投しているところで、打者は何かを感じないと」。言葉は怒気を含んでいた。
鬼のような形相で、阪神・金本監督が猛ゲキを飛ばした。まだ0―0だった2回表の攻撃前だ。初回先頭から上本、鳥谷が連続三振したのを見て怒りが爆発。早々と円陣を組み、その中で「1打席目から9回2アウト満塁の気持ちで全打席いけ! そうするとああいう三振は起きない」と、ナインに厳しい言葉を投げかけた。
「まず(やり返す気持ちを)持っているかどうか。そこが大事。伝わる選手もいるし、伝わらない選手も正直いる」と嘆いた。
金本知憲監督(48)は2回がポイントか問われて「誰が見てもそうでしょう。誰が見ても」と険しい表情。
- 監督がこないカリカリして嘆き節炸裂させとったら、勝てるもんも勝てんわ。筋トレでもしてがんばってくれ。
- さあ、今日はなにに怒りをぶつけるのかな。
- お前は選手怒鳴ってれば済むかもしれんが、ファンは誰に向かって、怒りをにじませればええねん?