- 休憩も終わり、家族で帰宅。
- ポストに入っていた。「特撮の空 島倉二千六、背景画の世界」。いまなお現役で「空」を描きつづける島倉氏の作品群を膨大な証言とインタビューで振り返る労作。あまりにあるのが当り前過ぎて、もはや気づくこともなかった「特撮の空」に着目した、ブラウン神父ばりの名企画。素晴らしい。
- 主役はもちろん、「空」なのだが、その写真に見たこともない貴重な怪獣の背面が写っていたりするのが憎い。
背景で日本の特撮界を支え続けた男、雲の魔術師・島倉二千六初の自伝&作品写真集 あの『ウルトラセブン』「狙われた街」の夕焼け空も、『怪獣総進撃』のバックに描かれた富士山も、『宇宙刑事ギャバン』の魔空空間の背景も、一人の人間が描いていることを知っているだろうか――。 島倉二千六が作品のイメージ、監督の要望に応えて描き続けた空は、日本特撮界の歴史そのものと言っても過言ではない。
落語
「遺言」(桂雀々)。後半になるに従って、枝雀っぽくなっていく……