怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

病気自慢6

  • 喉の痛みは本格化したものの、熱は36度8分止まり。コロナではないだろうし、あとは大人しく寝るしかないのだろう。
  • 息子とかみさんが元気なのが救いである。
  • 読書するくらいの元気はあるので、気になっていたミステリーは手に取る。これはこれで楽しい。
  • そんな中で読んだ「名探偵に甘美なる死を」。素晴らしかった。淡々とした設定説明など、スロースタートでどうなる事かと思ったけど、調査フェーズ突入からは抜群の面白さ。密室作成動機や現実での殺人トリックは圧巻だった。名探偵という概念が音をたてて崩れる中、ギリギリのところで名探偵の矜持を守り抜いた一作。2022年の本格ミステリーの中では、本作がベストだろう。