怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

鈴々舎わか馬さんとSOPHISTICATED LADY

  • 崎田和香子さんのはからいで、落語の会に出席させていただく。演者は鈴々舎わか馬さん。高座との距離は二メートル足らず。生の声がずんずん響いてくる距離である。二十名ほどで三席聴いた。一席目は「松竹梅」。お目出度い(?)滑稽噺だが、生では初めて聴いた。二席目は「鹿政談」。これは特に好きな噺。これは舞台を奈良より動かすことができない。東京でこれが聴けるとは! 三席目は「鷺とり」。上方バージョンは何度も、というより、先日の吉朝師匠の独演会で聴いたばかり。バカバカしい噺だが、演者、上演時間などで印象が大きく変わる。わか馬さんの語り口は落ち着きがあり、すっとその世界に入っていける安心感のある高座でした。声音もいいですねぇ。古典への造詣も深く、勉強しておられるのだなぁと敬服させられました。アンケートで「スポンサーになりたい」にマルをしたのは嘘ではないです。ただ、財力がまったく伴っていないため、あくまで気持ちだけですが。ごめんなさい。12月1日の「わか馬三席」には行くつもりでおりますよ。
  • 終演後、今度は齋藤出海さん出演の舞台「SOPHISTICATED LADY」へ。難解度がやや上がっていて、独特の雰囲気が炸裂していました。
  • 会場で作家の中嶋博行さんとひさしぶりに会い、食事。かなり前に録画した「警察署長」のビデオをようやくお渡しすることができた。射撃大会を楽しみにしています。