怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

「刑事コロンボ パイルD-3の壁」

「刑事コロンボ パイルD-3の壁」
著名な設計士マーカムは、自らの夢であったマーカムビル、そしてそれを中心とした都市、ウイリアムソン・シティの建設に着手していた。マーカムは実業家であるウイリアムソンの若い妻を懐柔、資金を提供させることに成功したのだ。ところが、当のウイリアムソンは計画に猛反対。資金提供の中止を宣言する。マーカムはウイリアムソン殺害を決意するが、彼の財産は信託扱いとなっており、たとえ妻が財産を相続しても、自由に使うことはできない。マーカムのたてた、完全犯罪の計画とは……?

  • コロンボを演じるピーター・フォーク自らの監督作。死体なき殺人という難しいプロットを見事に映像化している。
  • 本作を初めて見たのは、大学生のとき。日本テレビ「金曜ロードショー」での放映だった。そのとき私は腹膜炎で入院しており、静岡にいる従姉に頼みこんで、ビデオに録ってもらったことを覚えている。
  • 犯人との緊迫したやり取りの他、ゴールディによる突発事件、お役所での列、等など、盛り沢山の割に、奇跡的なまとまりを見せている作品。
  • ラストの建築現場はまさに名シーンであり、暗闇でライトをつける幕切れは「格好良いもの」として我々の頭にすりこまれた。
  • その他、「黒のエチュード」を視聴。