- 東京国際映画祭特別招待作品「ULTRAMAN」を今度こそ、本当に観にいく。「電車男」ではないが、六本木という場所は行くだけで緊張する。ただ、会場周辺まで来ると、秋葉原と代わらぬ輩がうろうろしていて、何でもありな状態。
- 公開は先なので、詳述は避けるが、映画には大満足。お金を払って観る価値大。新しいことをあえてやろうとせず、旧作を丁寧になぞり、時代的に成立不能な荒唐無稽の部分を徹底的に削り、どうしても削りきれない部分には明確な裏付け設定を与え、最新技術で視角面カバーしていく。「仮面ライダークウガ」を私は個人的にこう評価しているのだが、それを「ウルトラマン」でやったら、こうなりました、という感じ。たしかに、「今までに観たことのないウルトラマン」であり、最終決戦での飛翔シーンは「ガメラ3」を知っていても興奮する。脚本面では、妻子持ちがウルトラマンになるという設定をうまく処理できたことが勝因か。キーワード、男の友情も用意されており、たいへん堅実な出来。「堅実すぎてつまらん」という人もいるだろうが、「堅実」にまとめることすらできないクズ脚本が横行している特撮界にあっては、大健闘であると思う。
- 舞台挨拶も皆さん、きっちりとまとまったスピーチで好感。
- 良い映画を観ることができました。チケットを手に入れてくれたコルクT氏、ありがとう。