怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

ウルトラセブンX。バツではない11

  • 「ウルトラセブンX」第11話を見る。前回が前回だったので、恐る恐る見始めたのだが、今回に関して言えば、実に楽しめた。たとえ、セブンXが出なくても。レギュラーキャラクターによる逃亡劇がメインであり、そこに、少し前のハリウッド映画などでよく用いられた手法を巧く注入。捻りとまではいかないにしても、疑心暗鬼によってサスペンスを盛り上げる意図は100%成功していたと思う。すぐ感情に走り、しかもテンポののろい日本のドラマでは、この手の趣向はあまり成功しない。近未来(そう見えるかどうかはともかく)という非日常をゼロから作り出したからこその勝利だろう。
  • 次回最終回と合わせ、三部作になるらしい。となると、やはり残念無念なのは前回だ。少しだけでもセブンをだしておくべきだったと強く思う。そうすれば、3部作としてのバランスがさらに良くなっただろうに。
  • ついでに「ウルトラギャラクシー」を見る。苦しい台所事情のなか、とりあえず人間ドラマを作りだし作品を成立させたことには敬意を。ゴモラのヒーロー性をさらにアップさせたラストの大バトルは圧巻。ネロンガ対ゴモラはやはり夢の対決だ。ただ悲しいかな、やはり所詮はカードゲームの宣伝素材でしかなく、冒頭でグドンとネロンガが惜しげもなく戦ってしまう。ここでネロンガの特殊能力を見せてしまっているので、その後のミステリーがまったく苦悩せず、前半部のドラマがただただ苦痛になってしまった。ネロンガの存在を知らせないで、展開すれば立派に作品として通用しただろうに。
  • 知人たちの間で騒ぎを起こしている電波女は、自らの素性を隠すのがうまい。だから、いまだ本性を知らぬまま、日記にコメントをつけたりしているクリエイターがいる。その人たちか心配だ。

  • 旧自宅の内部検査があるので、掃除に行く。自分の見込みが甘かったことに気づくまでに五分とかからなかった。ダメだ、永遠に終わらない。ゴミを20袋だしたところで、ダウン。もう好きにしてくれ。もっとも、床は塗料のシミだらけ、天井は木刀で空いた穴だらけ、壁は鳥たちの残飯でべっとり。さて……

  • スコープドッグ。

f:id:Muho:20071215205602j:plain