怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

ワンダーフェスティバルと行列のできるザンパ星人 その1

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  • 今日はワンフェスであった。今回も「スタジオ猿分室仮設所+klondike」に居候兼手伝いとして潜入。そして今回もディーラーダッシュを目の当たりにしたのであった。今回の収穫は、「人気商品の行列というのは、いかに形作られていくものなのか」を観察できたこと。先頭集団の形成は、まさに男の肉団子。団子からはじき出された男は、無念の表情で床に倒れるという阿鼻叫喚。地獄絵図とはこのことだ。地獄の刑罰の一つに「ワンフェス地獄」というものを作り、永遠にワンフェス当日の午前十時をくり返させるのも良いと思う。
  • 私が最初に向かったのは、いつもの通り、「鬼将軍」さん。ここの15センチ超獣シリーズが大のご贔屓。今回も「ドラゴリー」「ブロッケン」「アブラサール」の三点が発売。三つとも原型担当の方が違うらしく、私の金を三人で分け合っている姿が微笑ましかった。
  • そのまま、「ダイモス」さんへ。ネットの広告で見た30センチ「ゴロー」に惚れた。20コということなので早めに行ったのだ。素晴らしい「ゴロー」。ただの猿人形だというな。ゴローはゴロー。
  • 卓が近かったので、「レインボウエッグ」さんへ。数年前「シャドー星人」で衝撃のデビューを飾り、前回の「カナン星人」でハートを射抜かれた、ある意味、気の狂ったブース(誉め言葉)。今回の演し物は「ザンパ星人」。多くの人が顔形を覚えていないと思う、マイナー宇宙人。原型写真を見た段階では、どうしようかな、程度だったが、塗装された現物を見て、魂を奪われた。購入を決意したものの、なぜか列ができている。いや、そんなはずはない、カナンとザンパで列ができるはずもない。「レインボウエッグ」さんは怪獣以外の商品もだされているので、そっちだろう……と思っていたら、みんな、「ザンパ星人」を買っていく!! これって、「ザンパ星人」の列!? 世の中、狂ってる。月世界の戦慄を超える、お台場の戦慄だ。私の前には四人の男。テーブルのザンパ星人は六つ。私の分はまず間違いない……と思った瞬間、二人前の男が「ザンパ星人」を二つ買っていった! そんなはずないだろ、「ザンパ星人」だぜ、なんで二個もいるんだよ。こいつ、転売屋だ!! 私の後ろにも数人の男性が並んでおり、場は殺気だった。そして、私の前の男は、「ザンパ星人二つと……えーっと、オーロラ星人一つ」。バカめ、カナン星人は「オーロラ怪人カナン星人」なのだ。正体を現したな、ウジ虫転売屋。ぶち切れた私は「カナン星人やろ、ボケ」と肩をこずいてしまった。結局、クソ案山子野郎の転売屋は、買うもの買って、列の男性たちの舌打ちを聞きながら、去っていったのだった。しかし、カナン星人はそこで売り切れ。最後の一個は転売屋の手に落ちたのだ。「レインボウエッグ」さん、あなたの商品に何の文句はないし、その造型姿勢は大好きだけれど、それだけしか個数のないものを二個売りするのは止めようよ。一人一個にしようよ。
  • 私が買った時点で、「ザンパ星人」は残り三個ほどになっていた。私の目の前でシラミ転売屋に買われていった四個の「ザンパ星人」はどうなるのか。
  • 転売屋どもに天罰が下ることを期待しながら、「イーグルCRAFT」さんへ。こちらは前回、素晴らしい「メタリノーム」を出品されていた。今回はなぜか、巨大な「ユニタング」。なぜだ? 買いたかったけれど、値段がちょっと……。15センチの「テロチルス」だけ購入。
  • 実を言えば、当日版権ものはここでほぼ終了。残りは一般版権なので、比較的のんびり。長くなったので、つづく。