- アメリカ在住の伯母がひさびさに来日。静岡の親戚宅にしばらくいるということなので、出かけていく。静岡の家に行くのはひさしぶり。以前、祖母が患っているとき、母親から信じられない暴言を浴びせられ、しばらく遠ざかっていたのだ。結局、祖母も昨年亡くなり、広い家には祖父と伯父が2人だけ。近くにもう一人伯母が住んでいるとはいえ、全員が60歳を越えている。高齢化の縮図である。
- ちなみに、祖父は96歳。明日はゴルフに行くとはりきっている。祖父は今年の猛暑の中、軽くフルラウンド回って帰ってきたり、豪雨の中、一人でフルラウンド回り一週間寝こんだという猛者である。今でも頭脳明晰であり、先日はアメリカからの客人の前で英語のスピーチをしてきたらしい。
- 祖父が元気なことは喜ばしいが、全体を包む空気は暗い。高齢化と病気とその他諸々が複雑に絡み合い、家の存続を危うくしている。私でできることなら何でもするつもりだが、私はしょせん外部の人間。散々、協力させられてうまくいったところでお払い箱なんてことも大いにあり得るわけで、油断はできない。子供のころ、静岡の祖母、祖父にはいろいろとよくしてもらった。恩返しの一つでもしたいところだが、いかんせん、取り巻く人間たちがよろしくない。どのあたりまで関わり合うかは思案中。