- 身内は熱の乱高下。そうやって少しずつ体力が落ちていくんだなぁ。
- 金曜、土曜は京都へ。比較的、調子のよかった身内は「気をつけてー」と見送ってくれたが、私が京都に行くのは、あなたの葬儀と墓の算段なのだよ。そんな状況がつくづく嫌になる。
- いろいろなところに挨拶を済ませ、とりあえずは完了。
- 一泊で東京に戻る。身内に急変はなく、少し熱はあるものの、意識もはっきりしている。この状態は長く続きそうだなぁ。何人かの人が見舞いに来てくれたようだが、それはあくまで、身内のためであって、私のためではないからな。汚れたパジャマもそのままだったし、オムツ、尿取りパッドもそのままだったし、同意書のサインも私のものでないとダメらしいし。それにしても、この二日、病室を訪れた人たちは、室内の状況を見て、何かしようと思わなかったのだろうか。友人知人というわけではなく、基本的には親族だろう。身内に対して「早くよくなってねぇ」とか「がんばってねぇ」とか適当なことを言って、晴れ晴れとした気持ちになって帰っていったのだろうか。多分、そうなんだろうな。何も判ってねえ。もう来んな。頼むから来んな。でも、来るんだよなぁ。