- 二見書房の編集Hさんからメールが届く。四年ぶり? いや五年ぶり?
- コロンボのノベライズでお世話になり、その後いくつか一緒に進めていた企画があったのだが、私が病気をしたりでうやむやとなり、それっきりになってしまっていた。
- Hさん曰く、「たまたま目にしたこのミスで君の名前を見つけ、なつかしくなって連絡した」。
- 思えば、コロンボのノベライズで経験した作法を元に福家を書き始めたわけで、Hさんとの出会いがなければ、福家は生まれなかっただろう。「再訪」が出来た次の日に、突然連絡があったというのも、ちょっとした愉快な偶然だ。
- かって打ち合わせをしていた有楽町の喫茶店は再開発で跡形もないけれど、近々会う約束をする。