怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

京都へ行ってきたとツケは私に回ってくる

Muho2008-03-15

  • 13-14日まで、もろもろの用事で、京都へ。墓参りなどをする。伯父に食事をご馳走になり、ただ観光で訪れただけでは、なかなか体験だきない「京都」を見せていただいた。京都にオフシーズンなし、との言葉通り、修学旅行やら多くの人でどこもごったがえしている。町自体はただの田舎だし、交通は不便だし、中心街も閑散としていて就職口とかあるんかいな? という寂れ具合だが、観光がすべてを帳消しにしてくれている。昔はそんな京都が大嫌いだったけれど、最近は、これも一つの方法なのだなと逆に感心している次第。
  • その他、療養中の私の身内がまったくの無能者であって、この20年、常識では考えられない、放蕩に近いことを京都でしていた。ただ、その恩恵に私はまったく預かっておらず、どちらかというと当時から損ばっかりしていたのだが、身内放蕩のツケがここにきて噴出。そうした責任のすべてを私がひっ被ることになっている。こういうことにはもう慣れているから、「またか」という感じだが、京都在住の親戚たちと違い、私には頼る者もおらず、そうしたことを相談できる者もおらず、いざというとき手を貸してくれる者もいないことを理解していただきたいものだ。すべてを処理するのは私一人であり、私にも東京での生活があり、病人の看病を抱えているのだし。「苦労というのはそれに耐えられる者のところに集まってくる」というのは、アメリカにいる伯母が言った名言だが、まったく次から次へとどうしてこうなのか。私はただ、部屋にこもって小説を書き、模型を作りたいだけなのに。なぜ、それすら落ち着いてさせてくれないのか。
  • 実をいうと、周囲の了解があれば、将来、京都に戻ろうかなとも思っていた。だが、そんなこんなもバカな身内がぶち壊してくれそうだ。